第45章 complexion ■
五条がレイの脚の間を割り、バスローブがするりと太ももまであがった。
その時……
「…うぁっ!!っえ!!」
レイの膝から血が流れているのを目の当たりにし、目を見開く。
「……ちょっ、と、レイ、やっぱさっき…」
「あー…あはは、全然気がつかなかったァ〜」
「…笑いごとじゃないし。」
そう言って五条はその血に舌を這わせ、ペロリと舐めとった。
「っあ!!ちょっと何やってるの!!」
「殺菌消毒、応急処置だよ、お姫様。」
レイの先程のセリフと同じことを囁きながら傷に口付けをし、含むようにキスをしながら舐めとっていく。
「んぁ…っ」
レイが痛みに顔を歪めたような表情に変わっていった。