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walking proud~呪術廻戦~R18~

第45章 complexion ■



「……僕さ、女々しい奴だから…
やっぱレイと…別れたくないんだ…」

「!!」

その言葉に息がつまり、咳き込みそうになった。


「っ!何言ってるのっ。わ、別れるなんてそんな!な、ど、どういうこと?」

「…え、だって…こんな僕だから捨てられてもおかしくはないから…。
すごい迷惑かけてるし、怒らせてるし、傷つけてるし…」

弱々しいその声と言葉に、レイは五条の胸の中でギュッと目を瞑る。


「ごめ…ん…謝らなきゃならないのは私だから…。そんな、別れるなんて言葉、言わないでよ。聞きたくないよ…。」

「……あ……ごめんね。」

「私の方こそごめんね…言っちゃいけないこといっぱい言って、悟をいっぱい傷つけたのは、私だから。」


五条の腕の力が強まった。
そして、耳元にフワッと息がかかる。


「… レイ」

「…ん?」

「チューしたい。」

「ふ、ふふっ、…うん。いいよ。」

スっと体が離れたかと思えば、思いのほか真剣な五条の青い瞳に真っ直ぐと見つめられる。
両頬を包まれ、ゆっくりと顔が近づき、レイが目を瞑ったのと同時に唇が塞がった。
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