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walking proud~呪術廻戦~R18~

第45章 complexion ■



「……痛いでしょ、レイ…」

「??」

意味がわからなくて、目を瞬かせる。

「…え?なんで私?私はどこも」

「怪我させちゃってごめん、なさい…。レイ姫」

「は?な…え??いや、私じゃなくて悟が怪我してるんだよ、ホント大丈夫?頭も打った?」

本気で心配しているその言葉に、
クマが盛大に噴き出す声が背後で聞こえた。


「…見えない怪我。レイの。」

「?」

「僕より痛い、でしょ。
でもレイが怪我すると、僕も痛い。すっごく。」

「…悟。…よくわかんないけどとにかく悟は今痛そうだよこれ。」


レイはゆっくりとバスローブから五条の手を離して、血が滲む傷の指を口に含んだ。


「っ……!」

自分の指をしゃぶるレイ。
五条は目の前の信じられない光景を驚愕の表情で見つめる。

熱い口内の舌がレロと傷口に這う。

「いっ…… レイっ…」

痛みを感じたのか、五条の手がピクっと動いた。
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