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walking proud~呪術廻戦~R18~

第45章 complexion ■




僕はあいつじゃない。


いくらレイに好かれたいからって、
あいつになりたいともなろうとも思ったことない。



「もういい加減忘れてくれよ…あいつのことは…」




僕は、僕のままレイを愛したい。
僕という人間を見てほしいし感じてほしい。

だって今レイの1番近くにいるのは
僕なんだぞ…


なのに…なんで…


こんなに近くにいつもいるのに、
手を伸ばせばすぐ触れられる距離にようやく近づけたってのに、
自分が一番レイのこと知ってるはずなのに…


どうして彼女を傷つけてしまうんだろう?
どうして彼女の考えていることがわからなかったりする?


やっぱり僕にデリカシーがないから?
レイが言うように、無神経だから?


やっぱり僕がおかしい?普通じゃないから?




悲しみ、怒り、苦しみ、悔しさ、

よく分からない感情が絡まりあって
頭ん中がぐちゃぐちゃだ。



好きなのに…


ただ、好きなだけなのに…


大好きで大好きで、
すんげー愛してるのに…


もしかしてこの気持ちが重すぎてダメなのか…?


これが、1番の原因なんじゃ…


僕のこの…限界まで質量増してる
この感情の重みが…

レイのこと
今にも押し潰しそうになってるんじゃ…



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