第45章 complexion ■
「飲み物回し飲み大事件だよ。」
「…はい?」
「いやフツーさぁ、男共とペットボトル回し飲みとかしないと思うんだ。」
五条はあの光景をたまたまどこかから見ていたのだ。
正直ものすっごくイライラしていて、いつ言い出そうかと思っていたのだ。
「……え?」
「いや、え?じゃなくてさ。
そんなに僕を怒らせたい?」
レイが純粋すぎて、なにも考えてないのは分かっている。
でもだからこそ、危険極まりない。
しかも伏黒なんて明らかにそれを狙っていたようなやり口だった。
「はー…ほんっとありえないからね、
そんだけ僕の痣付けときながら、よくやるよ…ったく
そーゆーのほんっとありえない。」