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walking proud~呪術廻戦~R18~

第45章 complexion ■


そして気を取り直して夕食を食べ始める。

「う〜ん、ホント、レイは料理が上手くなったねえ」

「ふふふ〜でしょぉ〜♪」

「でも彩りがちょっとねぇ〜」

「え」

「だって茶色ばっかじゃない〜?」


レイは思わぬ言葉に、テーブルの上を凝視する。

確かに言われてみれば…
作り置きの野菜マリネ以外は全部茶色だ。


「あ〜…た、確かに…」

「ちなみに僕だったら〜肉じゃがに合わせる副菜なら……」

ペラペラとアドバイスを始める五条にレイは眉をひそめだす。

「あ〜、あと盛り付けはさぁ、例えば………」

盛り付けのダメ出しまでされはじめ、レイは適当に相槌を打ちながらも、内心ムッとしていた。
そして純粋に少し傷ついていた。

ほんっとに、デリカシーがないんだな…
繊細な乙女心をぜんっぜん分かってない…


黙って食べなさいよと言いたくなる衝動をグッと堪えた。

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