第45章 complexion ■
そして夕食後、冷蔵庫の中のスイーツをおもむろに取り出し整理整頓を始める。
賞味期限とか大丈夫なのか?
とにかく近いやつから順に消化させなくては…
と思っていたら、案の定賞味期限切れが出てきた。
「ちょっと悟。」
「ん?なに?」
「なにって、これ!!
いつ買ったやつなのよ、このプリン!」
五条はそれを受け取り、あ〜忘れてたわァ〜とニヤニヤしている。
「ねえクマポン〜これも食べていーよ」
別のスイーツを貪り食っていたクマがその賞味期限切れのプリンを受け取る。
レイは顔を険しくしてクマからそれを取り上げた。
「あのねえ!どういうつもり?!
いくらクマでも賞味期限切れの生物渡すなんてありえないでしょ!どこまでデリカシーないの!!」
「っな?!てめえ!おいらを廃棄物処理要員だと思ってんのか?!っざけんな!!」
「ふははっ、じょーだんじゃんじょーだん!」
ゲラゲラ笑っている五条に、先ほどのこともあってさすがにレイはキレた。