第45章 complexion ■
今晩のメニューは、肉じゃが、作り置きしていた野菜のマリネ、高野豆腐の味噌汁、キノコのバターソテー。
最近料理が上手になってきた気がする!
しかも楽しいっ!
レイの機嫌は料理をすることで少し元に戻っていた。
そして夕食を並べているとちょうど五条が帰宅した。
「たっだいまハニ〜っ♪」
ガバッ!
「っわぁ!ちょちょっと危ないっ…!」
「ただいまのチューだよ〜」
毎度のように飛びついてきて、目線を合わせてキスをねだる五条に、レイは苦笑い気味で軽くキスをする。
もう一度深く五条が唇を奪おうとした瞬間、視界の中に、マカロンやらプリンやらを貪っているクマが映り込み、レイを押しやって驚愕の表情を浮かべ始めた。