第45章 complexion ■
「恵くん…どうー?」
「ん…まぁ…これなら少しは平気かな…」
そう言ってレイに渡す。
レイは思い切りごくごく飲んだ。
「んっおー…っ。確かにこれっ!不思議な味だけどなかなかイケるかもしれない!」
レイが目を輝かせながら裏のラベルを見ている時には虎杖はもうミルキー味の方を飲んでいた。
「うっ…あっま…俺これはさすがに無理だわ…」
「どれどれ貸せっ。…んお!こっちのがおいらは好みだ!」
さすが甘党のクマといったところか、何食わぬ顔で味わっている。
その反応が気になったパンダも棘も伏黒もそれを味見し、誰もが吐き気を催した時に、レイも1口飲んだ。
「…んぁ…なるほどね。甘いね確かに。
でも意外と平気かも…」
全員がギョッとする中、クマだけは鼻で笑った。
「だろ。さすがレイ。」