第44章 Dearest ■ 【番外編】
「はぁ…絨毯の上じゃなくてよかったぁ…」
床に垂れた精液を掃除してから五条がベッドに戻ってきた。
「ていうかごめん…付け忘れて」
「ふふふ…悟って二重人格みたい」
「うん…マジで僕イカれてるかも。レイを前にするとどうも理性保つのが難しくて…ていうか僕ら汗だくだから、もっかいお風呂入ろ」
「うん、そだね」
*
2人でお風呂に浸かりながら、疲れ果てているせいでいつもよりも口数が少なくなってしまった。
「ねぇレイ…」
「ん…?」
「聞いていいかな」
「うん?なに?」
「エッチする時ってさ…どういう僕でいてほしい?」
「えっ……」
突然そんな事を聞かれるとは思わなかったのでレイは沈黙してしまった。