第44章 Dearest ■ 【番外編】
「はぁ、というか……
ちょっと舐めてもらうはずが結局…こんな…」
自嘲気味に言う五条に笑いながら、半分萎えたソレを握った。
「っん…もうちょい優しくっ…!今敏感なのっ」
「ん。ふふっ」
たちまち勃ってきたので、レイがゴムを被せた。
そしてすぐにまた五条に組み敷かれた。
ズンッ
「はぁぁあっ!んぁっ!んんっ!」
なんの合図もなく突然固くて太いそれが入り込んできて、思わず大きな声が漏れてしまった。
「はぁ…っ…ほら、欲しかったものくれてやったよ?
感想聞かせてくんない?」
「んあっ…いきなりそんなっ…いぁっ」
散々焦らされ続け、苦しいほどに待ち望んでいた快感を与えられ、レイはひとしきり鳴き悶える。
「ふふっ…やっと抱ける。もっと声聞かせてよ」
「はぁっ、んっ…あっ!んっ…」
両手を頭上で一纏めに拘束され、激しく荒々しい律動に耐える。
「受け止めて?レイ…っ
あんときの僕の熱も、ぜんっぶ…」
虚ろな目をして見上げれば、眉間に皺を寄せ、悩ましいような快感に耐えるような…
男の色気を存分に醸し出した表情の五条がこちらを見下ろしている。
息を荒らげて強く腰を打ち付けてくる彼も、相当焦らされていたのだと気づき、また子宮が疼き出す。