第44章 Dearest ■ 【番外編】
五条は口角を上げ、青い目を厭らしく細めている。
そしてレイが感じる度に頭上の両手がひくひくと軋む。
「も……やめ……腕…外して…」
「…まだだめ」
体中が震えている。
そして五条の舌も指も、肝心なところを避けるようにして這っていくのでなんとももどかしくて子宮が締め付けられナカがひくひくと痙攣しているのが分かる。
わざとだ…
そう思った。
ひたすら全身を弄られ、愛撫されてもう頭がおかしくなりそうだった。
「…随分と苦しそうだね?レイちゃん…」
「っ…ん…ぁ…は……」
「どうしてほしいのかな?」
それはどうしても言えずにレイは押し黙る。
喘ぎ声と悶える息だけが口から出てしまう。
「言えないのかな?…じゃあ、このまんまだよ?」
「…やぁ……っ…ぁ…」
「いいのぉ?」
「んん……っ」
「早く、言ってレイ」
「あっ、んん…き、もち…」
「ふふっ…そうじゃないだろ」