第44章 Dearest ■ 【番外編】
瞬時にキスをされ、舌を割入れられそうになったので急いで顔を背ける。
「さ…とる…帰ってからにしよ?」
「わー拒否られた〜…」
「だってここっ…場を弁えてよ、前も言ったけど。」
「少しくらいいいじゃん。
誰にも見られてなければ問題ないわけだし」
「けどっ…」
こういう場所でなんて落ち着かないんだよ
と言おうとしたが、両手で顔を押さえられ、深いキスをされてしまった。
「んっ…や…っ…っ…」
あまりに激しく濃厚な口付けに、
体まで震えてきてしまい、抵抗が無意味になっている。
力が抜け始めたレイを、五条が抱えて医務室のベッドに組み敷いた。
「ひあっ…待ってなにすん」
「ここでも愛し合っちゃう〜?レイ♡」
「バカ言わないでっ!そんなことしたら」
「僕は本気だよ?むしろスリルあって燃える♡」
ザッと仕切りのカーテンを閉められ、一気に顔が熱くなり焦りだす。