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walking proud~呪術廻戦~R18~

第43章 MY ALL







その夜、レイの体調がまだ戻っていないことを考慮して、五条は彼女に触れないでいた。


彼女の寝顔をジッと見つめる。


寝てくれてよかった。
でも僕はどうにも寝付けない。


レイが意識無くしたとか聞いて、僕は本気で取り乱しそうになった。
心臓がおかしいくらいに暴れていて、頭がフラフラして、体中が震えた。


七海にめちゃくちゃ謝られたけど、
別に七海のせいじゃないし。

硝子も顔面蒼白にして焦ってたけど、
どこをどう調べてもなんともなかったみたいだし。


本当にレイ…
どんな幻覚幻聴にやられてたんだろ?


でも昔、高専時代にも、
傑と僕と3人で行った任務でこんなことあったよな。


やっぱりその手の呪霊には弱いみたいだ。

今後は絶対何があってもその類には近づけないようにしよう。




レイの寝顔をじっと見つめながら髪を撫でていると、徐々にレイの顔が歪んでいき、呼吸が荒くなっていった。


「??…レイ?……ねぇ、レイ?」

「ぅ…っ…ん…は…ぁ…っ」

「… レイどうしたの?…ねえ…っ」


レイの頬に手を添えながらもう片手で彼女の手を握る。
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