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walking proud~呪術廻戦~R18~

第43章 MY ALL




パチッ!

と目の前で何かを弾いた音がした気がして薄ら目を開くと、
彼が驚いたように目を見開いて伸ばした手を見つめていた。



「…君…妙なものを持っているね…」



…?


今自分が持っているものなんて何も無い…

ペンダントだってしていないし、
強いていえば両耳につけている大量のピアスたちだけ…




レイはハッとしたように冷や汗を流した。





いや…



持ってる…






京都でクマから貰った、
あの御札を…






「対処法を考えておかなくちゃ…
次会った時は、今度こそ君を……」





彼が何かを言っているのが聞こえた気がしたが、
レイは意識を手放していた。
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