• テキストサイズ

未来へ繋ぐメッセージ【アイナナ/Re:vale】

第18章 ライブスタッフ



『明けましておめでとうございます!今年もRe:valeのライブ楽しみにしてます!体に気を付けて1年お過ごしください。これからも応援しています!』

年明けに百からラビチャをもらった。

「そういえば、ライブスタッフ足りないの誰か見つかった?」

「まだなんだよ・・・」

(何でよ・・・嫌がられてるわけじゃないよね?)

「モモくんにお願いしたら?良い子そうだし、僕も話してみたい」

「確かに、百くんになら任せられるかもな」

万はさっそく百にお願いの連絡を入れているようだ。
百からは丁寧な新年の挨拶と、是非手伝いさせてくださいと手伝いできる感謝の想いがこもった返事をもらったという。



百がRe:valeのライブスタッフになってから少し経つ。
最初は見てるこっちも心配になるくらいガチガチに緊張していた。

「百くん、よろしくね!何かわからないことがあったら遠慮なく聞いて?」

「い、いえっ!お手を煩わせないようにいたします!」

ガチガチ...ではなくなったけど、緊張は相変わらずしてるみたいだ...
返事するときはいつも顔が真っ赤になるし、それ以外だとイケメンとか格好いいとか可愛いとか...

「ギャー!イケメン!」

最近は、千が百くんと話そうと近づくと叫んで逃げられるのが恒例になりつつある。
それより、気になることが1つ...
七桜と百くんが自然と普通に話していること。

「七桜さん、タオルとハンカチありがとうございました!タオルの血が洗っても落ちなくて・・・遅くなってすみません!」

「わざわざ新しいの買ってくれたの?そんなの、よかったのに。気使わせちゃってごめんね」

「いえ、汚してしまったのは俺なので・・・」

「ハンカチって?タオルだけじゃなかった?」

千が不思議に思って聞くと、前に偶然街でバッタリ会ったときに転びそうになった七桜を庇って助けて怪我をしたらしい...百くん、格好いいな。

「へぇ、モモくん、七桜のこと助けたんだ」

千は面白くなさそうに百くんに近づく。

「イ、イケメン・・・ごめんなさい、失礼します!」

風のように走って逃げてしまった。

「行っちゃった」

「千、振られたね」

「じゃあ七桜、慰めてよ」

「は?」

そう言う千を放置して、自分のやることをやる。


/ 571ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp