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未来へ繋ぐメッセージ【アイナナ/Re:vale】

第17章 楽しい時間



年が明けて、約束の日。
いつもより行く時間が早いため、千は眠そう。

「あけましておめでとう。今年もよろしくお願いします!」

2人と新年の挨拶をする。
お詣りをしてから、恒例のお餅を買って食べる。

「よし、行こうか!」

神社を後にして、夢の国へ向かった。
着くと、予想通りの混雑。
せっかく来たんだし、3人でキャラクターの帽子を被る。
思いのほか万も千も可愛い。

私は絶叫系好きだけど、2人はどうだろう...

「ねぇ、絶叫系って乗れる?」

「俺は大丈夫だよ」

「千は?乗ったことある?」

「ないと思う。でも大丈夫じゃないかな」

乗ったことないのに大丈夫って...

まぁ、ここのはそこまで激しいのはないから大丈夫かな。
ダメそうなら違うの乗ればいいし。

早速、絶叫系の乗り物に乗るため順番待ち。
待ってる間もずっと話してたから楽しくて、自然と笑顔になれる。
ちゃんと撮影も忘れない。

意外にも千が絶叫系平気なことが判明。
でも、千と絶叫系ってなんか似合わないなと思うと笑えてきてつい笑ってしまった。
千にバレたみたいで軽く睨まれた。
だって、いつも涼しい顔してる千が絶叫乗ってると思うと...想像しただけで笑える。

「万、七桜が僕の事バカにして笑うんだけど」

そう言って、うちのホッペを摘まんで引っ張ってきた。

「はぁはぁにはぁしてないてひょ?わりゃってはぁいりゅけろぉ・・・」

そう言うと、何が言いたいのか伝わったようだ。

「喧嘩するなよ。今日は楽しむ日だろ?でも、確かに千が絶叫乗ってるのは面白いかもな」

「万まで・・・」

やっとホッペを離してくれた。
あぁ、痛かった。

「ごめん、痛かった?」

千が自分で引っ張ってたホッペを触ってくるから、さすがに顔が赤くなるのがわかる。

「顔赤くなってる。可愛い」

「うるさいな・・・」

「ほら、混んでるんだから離れるなよ?次行くぞ?」

万は慣れてるかのようにあしらい、先に行ってしまう。
てか、置いてかないでよ!
千を置いて万を追いかけると、千も着いて来た。
3人でたくさん写真も撮った。
千のアルバムには今日の写真も入るのかな。

万も千も楽しそうにしてる。もちろん、うちも楽しい。
記憶の中には遠出した記録はない。
2人にとって大事な思い出として残るといいな。
ライブ以外の楽しい思い出に。
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