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未来へ繋ぐメッセージ【アイナナ/Re:vale】

第17章 楽しい時間



そして、約束の日。
万は家でご飯を作って待ってるからと、千が迎えに来てくれた。

「預かってたプレゼント、今渡しとくね」

「そうだね、ありがとう。七桜がくれたマフラー温かいよ」

「なら、よかった」

万がどんなリアクションをするか予想しながら向かう。
千は感動して泣くって言うけど、それはないと思う...
感動するとしたら、千がプレゼントと買う行為を行ったことにだと思う。
千が楽しそうに話してるから言えないけど...

「お邪魔しまーす!」
「ただいま」

「寒かっただろ。早く入りな」

はぁ...万がいるって安心するしやっぱり落ち着くな...

「この前ケーキ食べたから、今日は苺のムース作ってきたよ」

「ありがとう。冷やして後で食べよう。七桜が作るお菓子は美味しいからな!」

料理はもう出来てて、運ぶのを手伝った。
千はずっとウキウキモードでソワソワしてる。
ちょっとだけ可愛い...

「さて、食べようか!」

「「いただきます!」」

うーん!美味しいぃー!

「万の料理って本当美味しいよね!」

「そうか?七桜に言われると自信つくな。作り甲斐もあるし」

「千は言わなそうだもんねぇ・・・」

そう言ってジト目で見る...

「ちゃんと美味しいって思ってるよ」

それはちゃんと万もわかってる。

「七桜は料理出来る人の方がいいの?」

「んー、出来た方がいいとは思うけど、自分で出来るから別にどっちでもいいかな?でも、一緒に作ったりするのは楽しいから少しは出来た方がいいかな。従姉妹と一緒に作るの楽しいし」

「ふぅ~ん、そう・・・」

何か企みですか...?

食べながら遠出の計画を立てる。
初詣を早めに行って、その足で夢の国へ行こうと決まった。

ご飯を食べ終わり、少ししてからデザートタイム。

「苺のムースは初めて作ってもらったな。美味しい!」

「本当?よかった。うちも初めて作ったの!」

「初めてなのにこんな上手なのか。凄いな。七桜はいつからお菓子作ってるんだ?」

「小学生からかなぁ。悠斗がおやつ食べれるようになってから結構作ってあげてたから」

「悠斗、毎回こんな美味いおやつ食べてたの?」

「羨ましいな・・・」

「七桜はいいお姉ちゃんなんだね」

そう言われると恥ずかしい...


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