第58章 挨拶
百はお父さんと一緒に月雲の情報を集めている。
千も志津雄さんとたまに会って話をしてるみたい。
それから、楽パパにも話は伝えてある。
でも、八乙女はツクモから独立して出来た事務所らしく今の社長とは良い関係だけど、変わってしまったら強くは出れないだろうと言ってた。
Friends Dayを控えてて、ちゃんと寝て健康にできるように仕事もそこまでパンパンじゃない。
「七桜、明日って時間ある?」
「明日は午後から百たちと一緒に仕事あるだけだよ?」
「じゃあ、明日俺の実家行かない?夜は七桜の実家に行くのはどう?色々あって行けてなかったでしょ?それにこれからFriends Dayにアイナナ警察の撮影でしょ?その後テーマパークで撮影にあっという間に今年終わっちゃうよ」
「そうだね。うん、いいよ!明日の夜に行くって連絡しておくね。百の家に行くなら、お菓子買っていかないと」
「俺、今日買ってきたよ。明日行けるかなって思ってちゃんと日持ちするの買ったから、明日無理でも近いうちにって思ってたから。俺も電話しないと」
百も実家に連絡したから、私も離れて連絡した。
何着ていこうと色々服を出して当ててみる。
「そんなかしこまらなくても。俺だって・・・俺はスーツ着た方がいいのかな?」
百が突然慌て出す。ネットで『結婚の挨拶 服装』で検索して調べる。
「今日気付いてよかった・・・スーツとネクタイとワイシャツっと。ネクタイこれでいいかな?スーツも撮影で着たやつだけど大丈夫だよね?」
「それ、店長がくれたやつでしょ?ネクタイはこっちの方が可愛いよ」
「そう?七桜はこれがいいんじゃない?花柄可愛いよ!髪の毛はお互いしょうがないよね」
「そこは理解してもらおう」
「よし、服も決まったしお菓子も用意した。あとは行くだけだよね!午後から仕事だし早めに行こうか。帰りにお昼どっかで食べてから仕事行こうか。俺、車にスーツ置いておけば事務所でも着替えられるしね」
「そうしよっか。なんか、緊張するね・・・」
「俺も、なんか飲もうか。俺入れてくるね」
百がハーブティーを入れてくれて、2人で飲んで落ち着く。
それから布団に入って、少し話をしてそのまま眠った。
起きてからは、落ち着いててゆっくり朝ご飯を食べてから着替えて百の実家へ向かう。