第56章 Ｍission撮影開始

千の映画の撮影が始まった。同時に主題歌も作らないといけない。
千が前に少しだけ作ったものを映画のイメージに寄せてアレンジしていく。
もう気付いたらここまで話進んでるんだ...何事もなく終わればいいな...

今は百と2人で曲作り中。千から聞いてストーリーは理解してる。

「お疲れ様です。新曲はどうですか？」

「おかりん、お疲れ様」

「うん。いい感じにできてきたよ！歌詞考えて、もう少し編曲必要かな」

「出来上がったらMV撮影もありますからね。映画も絡ませたMVにしようと案がでてますよ」

「ユキが映画と同じ犯罪心理分析官の役って事？なら俺が犯人？」

「そんな感じです。千くんは決まってますが、後はまだ詳しく決まってないんです。まぁ、どちらかが犯人役にはなると思いますけどね」

「それはそれで楽しそうだけどね」

「そう言えば、3人でやったCM好評だそうですよ。どちらのCMもRe:valeの仲の良さが出てていいと。また3人でのCM増えるといいですね！」

「次は、食べ物がいいかなぁ」

「そうだね。にしても千はドラマに映画にすごいよね」

「七桜さんと百くんだってやってるじゃないですか」

「ユキと比べられるのはちょっと・・・」

「これからやることはたくさんありますよ！頑張らないといけません！Friends Dayもありますからね！」

「24時間かぁ・・・ユキ大丈夫かな・・・」

「それだけが心配です」

その日の夜。
百はお父さんの知り合い達と飲みに出掛けたから、私は久しぶりに万と会う約束をしてる。

「悪い！待たせたよな」

「大丈夫だよ。うちもさっき来たばっかりだから」

店の個室で待ち合わせをしていた。

「百くん、遥人さん達と飲み会だって？」

「うん。お父さんが知り合い紹介してくれるからって」

「で、どうした？何か心配事か？」

「心配っていうか・・・先の事、話すのは良くないのわかってるけど、あまりにも変わりすぎてどうすればいいかわかんなくなってる・・・」

「変わりすぎってのは、出来事のこと？」

「人？千と百、万との関係とか、悠斗の存在でIDOLiSH7とTRIGGERも記憶と大分違う。後、お父さんの存在も。これから結構大変な事が起るはずなの。本当は百と繋がってる人だったんだけど・・・」

「人が変わって、今は繋がりないのか」