第55章 運動部発足?
NEXT Re:valeの企画で前から言っていたスポーツをすることになった。
スポンサーから衣装が用意されていて、一緒に運動靴も。
髪の毛は邪魔にならないように高い位置でポニーテール。
「ジャージ姿も可愛い!ユキも似合ってる!」
「モモもスポーツマンみたいで格好いいよ」
いつも通り、2人で褒め合い百が照れている。
「よろしくお願いします!」
三月や龍ちゃん、環と悠斗、征司さん達バックバンドが撮影するグランドに入ってくると、さっそく撮影を始めるとスタッフから説明がある。
「スポーツしよう!第1回目の今日は、」
「ちょっと待って、第1回ってことは2回目もあるってこと?」
千が不安に思い、百にツッコんでいくと、それはわかんないけどあるかなと思って言っただけだと話し、千は少し安心した様子だった。
「さて、今日はこのメンバーに集まってもらいました!」
百が集まったメンバーを紹介する。
「今日は何をするんですか?」
「今日はみんなでフットサルをしたいと思います!みんなはフットサルのこと、どれくらい知ってる?」
「サッカーと同じじゃないんですか?」
「そう思ってる人も多いと思うけど、実は似てるようで違うことも多いんだ」
百は簡単にサッカーとフットサルの違いを説明してくれる。
コートの大きさ、ボールの大きさ、競技人数や競技時間。ルールの違いもあるらしい。
ルールも少し教えてもらい、チーム分けをすることに。
「チーム分けは、アイドルチームとバンドチームね!」
そう決まると、征司さん達が俺ら若くないから不利だと主張するが通らずそのまますることに。
「何を言ってるんですか!まだまだ若いですよ?出場選手を決めてください。キーパー含め5人ですからね」
「俺、キーパーやりましょうか?1番身長高いですし」
「龍兄貴がキーパー?身長なら俺も高いから俺でもいいよ」
「身長でキーパーやれるか決めれるっていいな・・・」
三月がそう言うと、悠斗が思わず笑ってしまい私もつられて笑ってしまった。
「笑うなっ!お前だって人の事言えないだろ!」
「俺は標準だし。姉ちゃんより大っきいもんね」
「俺だって、七桜よりはデカいんだよ!」
「こらこら、身長で揉めないの!」
百が止めに入るけど、2人の言い合いは止まらない。
千は関係ないって顔してるし。