第54章 パーティー
ある日、万からIDOLiSH7の結成1周年記念のパーティーに参加してほしいと連絡をもらった。
百は勝手にTRIGGERに連絡して、参加するよう伝えている。
「リクエストって言ったって、あんな大人数のご飯作るって大変なんだけど・・・」
「だから、3人で一緒に作ってるはずだけど?」
「万や小鳥遊社長、マネ子ちゃんをいれたら17人って・・・」
「TRIGGERに何か買ってきてもらおうか」
百は龍ちゃんに電話をして、適当に食べ物と飲み物を買ってきてもらうように頼んだ。
「それでも大変だけどね・・・」
3人で協力してなんとか何種類か作り、デザートにケーキも作った。
大量の料理を持って、小鳥遊事務所に向かう。
「こんばんはー!Re:valeでぇーす!」
「リクエストの差し入れと、お祝いに来たよ」
「Re:valeさん!本当に来てくれたんですね!」
「みんなの頼みじゃ断れないからね」
「お姉ちゃん、ありがとう!」
陸の後ろから万が来た。
「悪かったな。こんなにたくさん大変だったろ?」
「そうね。初めてこんな大量に料理したよ」
「はは、みんなが七桜の作ったご飯食べたいって言うから」
「俺たちも手伝ったんで。これデザートです!」
万も運ぶの手伝ってくれて、会場に料理を並べる。
「姉ちゃん、これ全部作ったの?」
「こんなたくさんは時間ないし作れないよ。2人も手伝ってくれたの」
「千くんと百くんも?ヤッター!」
2人も手伝ったご飯だと悠斗や環も喜ぶ。
「そんなに喜んでくれたら、手伝った甲斐があったなぁ。でも、これだけじゃ足りないと思うから後輩に頼んで買ってきてもらってます。ご飯系とか飲み物とか」
「僕らはオードブル類しか作ってきてないからね。みんな食べ盛りだし、米も食べたいと思って」
「嬉しいなぁ」
「七桜とユキが作ったご飯はめちゃくちゃ美味しいからね!今日はお祝いだから特別だよ!」
「七桜ちゃん、忙しいのに頼んで悪かったね。Re:valeみんなで来てくれてありがとう。僕らも少しだけど買ってきたから、ゆっくりしていってね」
叔父さんが挨拶しに来てくれた。
「百くん、七桜ちゃんに婚約指輪あげたんだってね。とても似合ってるね。いいやつ選んだね」
「七桜の事、想って選んだんです!」