第49章 Re:vale 5周年記念ライブ
「ちょっと、喧嘩しないで!百もいちいち張り合わないの!」
「うぅ・・・ごめん。でも、これでみんなも知っちゃったから、堂々とできるね!」
「それと、知ったついでにお願いがあるんだ」
ユキはTRIGGERのみんなに言った事と同じ事を話す。
「そんなことが・・・」
「七桜りん、今度からは俺も守ってやるから」
それぞれ、そんなことあったんだと驚いてるが、千の言ったことをわかったと言ってくれた。
「百くん、結婚ってどういうことかな?」
叔父さんが笑顔で聞いてきて、怖い...
「音晴さんっ!挨拶、遅くなってすみません。七桜さんとは結婚を前提としたお付き合いをしてます。遥人さんにはちゃんと挨拶は済んでます!」
百がきちんと挨拶する。
「そうか。遥人くんにはもう言ってあるんだね。なら、問題ないね。でも、僕だって保護者みたいなものだから、ちゃんと僕にも報告してね?」
「お父さん!お姉ちゃんはもう成人してるんだから!」
紡が、すみませんと百に謝る。
「社長も、七桜が可愛くて仕方ないんだよ。一緒に暮らしてた時期だってあるんだし、自分の娘のように思ってるんだよ」
「万里くん。そう、そうなんだよ!七桜ちゃんは姪だけど娘と同じなの。もちろん悠斗くんもね。みんな、よろしく頼むね?あの時、一緒に暮らしてたのに気付いてあげられなかった・・・七桜ちゃんもごめんね。辛い思いしたよね」
「気にしないでいいよ。うちもバレないように隠してたんだし。今はもうそんなこともないから大丈夫だって」
「万里くんも、これから現場に入ることもあるだろうから、一緒になるときは気を付けてくれるとありがたいな」
「もちろんですよ!」
「万・・・」
「バンさん・・・」
「ねぇ、みんなして見張らなくても大丈夫だよ?本当にもうないからさ。それに今は対処の仕方だってあの頃とは違って・・・」
「そういう事じゃないの!七桜は可愛いんだよ?どこで誰がどんな目で見てるかわかんないんだから!」
「それだと、どこにも出られないじゃん!」
「みんな、七桜さんが心配ってことでしょ?それくらいわかりなよ・・・別に僕たちだって好きでやってることだから、黙って守られてたらいいの」
「格好いいとこ、天にとられた・・・」
「モモ・・・」