第46章 後輩達との共演
おかりんから、IDOLiSH7が番宣をかねてNEXT Re:valeにゲストで来てくれると聞いてから少し経ち、その当日。
それぞれ、メイクとかを終えて楽屋でいつものように雑談中...
廊下から、話し声が聞こえて、百が「シーっ!」と声が聞こえるように静かにしてと小さい声で言う。
その百が可愛くて笑っちゃう。
「七桜!シー!」
「ごめん、百が可愛いからつい・・・」
「か、かわっ・・・ユキ、モモちゃん可愛いって言われたぁ」
「そうね。モモは可愛いよ」
「ほら、話聞こえないよ?」
いつもの調子になってしまって、あっ!と気づき静かにする。
廊下ではRe:valeは怖いとか、本当は仲が悪いだとか言ってるが、私を知ってる陸、一織、三月、そして悠斗とも仲が良い環が、そんなことないと反論してる。
「うちら仲悪くて、怖いってよ?」
「ふふん、ちょっとからかっちゃおっか?」
「仲悪そうに?怖い感じに?」
「そうそう!七桜は知り合いいるから、普通にね?」
ドアがノックされて、紡を先頭に「失礼します」とぞろぞろ入ってくる。
「今日、共演させて頂きます。IDOLiSH7と申します。よろしくお願いします」
2人は一言も話そうとしない。
「みんな、今日はよろしくね!緊張しなくていいから楽しもう!」
「ねぇ、誰か、ジュース持ってない?」
「ちょっと!」
「七桜は黙ってて。僕眠くて今機嫌悪いんだから。それで?なんだっけ?」
みんなは、騙されて怖いって本当じゃん!と言ってる。
「た、小鳥遊事務所のIDOLiSH7です」
「あぁ・・・IDOLiSH7・・・」
「TRIGGERに勝ったグループか・・・」
「ねぇ、そこの君!」
百が、陸を指さす。一織が助けに入り、何かあれば私が答えますと庇う。
「じゃあ、君でもいいけど・・・ブラックオアホワイトのステージ・・・・・・すっっっごい良かった!めちゃくちゃ感動したっ!」
千も微笑んでるが、みんなはポカンとしてる。
「Re:vale怖いとか聞こえてきたからさ、イタズラ心がムズムズしちゃって、できるだけ怖そうにしてみた!ビックリした?」
「モモ、いっぺんに話したらビックリさせるだろ」
「そうそう。ごめんね、本当は全然あんなんじゃないから」
「悪いね、驚かせて」