• テキストサイズ

未来へ繋ぐメッセージ【アイナナ/Re:vale】

第45章 デビュー



MEZZO"の曲は普通に好きだ。演奏したくもなるし、歌いたくもなる。IDOLiSH7の曲もだけど。

万にラビチャで連絡を入れる。
デビュー曲が盗まれるから...あの出来事はIDOLiSH7にとってもTRIGGERにとってもない方がいいと思う。
万には盗まれることは伏せてしっかり管理した方がいいことを伝えると、叔父さんにも話しておくと言ってたから...たぶん、ちゃんと保管してくれると思う。

その後、ちゃんとしたダイヤル式の大きい金庫に保管することになったと連絡をもらった。

安心はまだできない。あの人がどう動くかわからないから...

IDOLiSH7と悠斗は一緒にプロモーションビデオの撮影で沖縄に行っている。曲調を合わせて悠斗が夏の歌を作ったらしい。

「悠斗は沖縄だって?」

「何で知ってるの?」

「お土産、何がいいかって連絡きたよ。よかったじゃない、デビュー決まって」

「そうだね。あいつみんなに連絡したのかな・・・」

「そうじゃない?モモにもきてたみたいだし」


プロモは無事撮り終えて、みんな沖縄から帰ってきた。
今、悠斗がお土産持って家に遊びに来ている。

「これ、千くんと百くんに渡しておいて」

「うん。デビュー決まって良かったね」

「まぁね。1人でやる事になったけど、万里くんからいろいろ教わったし、姉ちゃんがRe:valeじゃなくて1人でやってるの見て思ったよ。同じグループじゃないけど、俺にも仲間がいる。同じ寮に住んでる友達がいるから、1人じゃないってさ。それに、誰かに合わせて音楽やるより俺は1人でも好きな音楽やる方が向いてるかも」

「そっか・・・ちょっとは考えるようになったんだね。ちゃんとみんなのこと見ててあげな。誰でも言いたくても言えないこと抱えてるし。陸みたいにね。悩んでたら寄り添ってあげるんだよ?」

「大丈夫。俺、姉ちゃんの弟だよ?それに万里くんにも言われた。姉ちゃんは回りをちゃんと見て判断できる人だって。万里くんはそれに救われてたってさ。俺もそうなれるよって言ってもらったよ。弟だから!」

「本当、万のこと好きだね」

「俺はRe:valeが好きなの!昔も今もどっちも」

「いつか、万が千達と会ったら、みんなにそう言ってあげて。喜ぶと思うよ」

「早く、会えるといいね」

「そうだね」

久しぶりの姉弟の時間を過ごす。

/ 571ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp