第44章 TRIGGERとの共演
Re:valeの出番がきて、無事ミュージックフェスタは終わる。
後日、NEXT Re:valeにTRIGGERがゲストで出る事が決まったと聞いた。
「七桜、明日って仕事午後からだよね?」
「うん。久しぶりだよね」
「今日、泊まってもいい?どっかでご飯食べて帰ろうよ!」
「たまにはそうしよっか」
「やった!俺、店予約しとくね」
鼻歌歌いながら、携帯を眺めて、どこがいいかなぁって言いながら検索してる。そういうとこが可愛いんだよね...
「モモはご機嫌だね。上手くいってるみたいで安心だよ」
「喧嘩もしてるけどね。ちゃんと仲良くしてるよ。どんどん好きになっちゃうの、凄いよね」
「そう。本当、モモは七桜が好きなんだね」
「うん!もう大好き!でも、ユキの事も大好きだから安心して?」
「ありがとう」
その頃七桜は、悠斗からの電話に出ていた。
「仕事だから行けないってば。うん、無理言わないでよ。叔父さんに迷惑掛けないようにね。あと、成人組飲み過ぎないようにちゃんと見張っててよ!特に壮五ね。あんたもちゃんとご飯作るの手伝うこと。いい?」
そう言って電話を切った。
「なんかあったの?」
「いや、なんか、親睦を深める為に小鳥遊事務所でロッジに泊まって遊ぶんだって。だから一緒に行こうってさ・・・」
「相変わらずのシスコンだな・・・」
「えぇぇぇ、ズルい!おかりん、俺達も行こうよ!キャンプ!絶対楽しいよ!」
「仕事なので無理です!」
「ブーブー!じゃ、今度!今度は?仕事して、休みはおかりんが調整してくれれば行けるでしょ?」
「僕たちだけでって事・・・?」
「えっ?ダメ?」
「キャンプかぁ・・・テントじゃなくロッジなら、まぁいいか」
「おかりん!おかりんも行こうよ!」
「休みが取れたら考えておきます。当分は取れたとしても行けないと思いますが」
「百はアウトドア好きだもんね。うち、近くに乗馬できるとこがあるとこがいいな」
「七桜、乗馬できるの?」
「うん、出来るよー小さい時からやってた。楽しいよ。体幹も鍛えられるし」
「僕がどれだけ苦労したと思って・・・」
「あぁ、時代劇やってたもんね。テレビみたいに、本当に乗れたら格好いいよねって思ってやってたな・・・」
「七桜さん凄いです!」