第42章 小鳥遊事務所 始動
「新しい事って緊張もするけど、学ぶ事も多いと思うんだよね。俺がそうだし。3人いるんだし、それぞれが別なことやってなんでもいいから身につけてさ、それを持ち寄ってみんなで吸収する。Re:valeってそういう場所でしょ?帰ってこれる場所って言うのかな。俺はそう思ってるし、2人からいっぱい学んでるよ?」
「そっか、そう言う考え方もあるんだね。それぞれ仕事してるけど、どっかでRe:valeはこうじゃないとって思ってたかも。仕事内容もそれぞれだけど、それでいいんだね」
「そうそう。好きなことしなよ!ちゃんと帰ってきてくれればそれでいい。それに活躍してる2人見るの嬉しいし!」
こう言うときの百の言葉は嘘がないから、心にストンと入ってくるんだ。本当凄い。
「でも、もしユキがイヤな顔したらちゃんと言ってあげるから、安心して?おかりんもいるし!まぁそれはないと思うから心配しなくていいと思うけどね。ごちそうさま!美味しかったぁー満たされたぁ」
「ケーキは?食べる!」
「うん!」
「百はももりん?」
「七桜はなに飲む?」
「ももりんティー?」
「なにそれー!俺も飲みたい!」
「暖かいのでいい?」
「うん!」
「ちょっと待っててね」
そう言って準備する。紅茶にももりんいれるだけなんだけど。ホットに炭酸は珍しいけど、結構イケるのよね。冷たいのなら炭酸は合うしね。
「はい、ももりんティー。ケーキ開けるよ?」
「七桜はこっちね。ショートケーキ好きでしょ?俺はこっち」
「百だって、ショートケーキ好きじゃん」
「俺はチーズケーキも好きだからいいの。七桜には好きな物食べて欲しいから」
「じゃあ、半分こしよ?」
「じゃあ、そうしよっか」
ケーキは半分こすることにした。
「ももりんティー美味しいね!どうやって作ったの?」
「紅茶入れられれば簡単。少し濃いめの紅茶にももりん入れただけ。これはホットだけど。アイスティーでも美味しいと思うよ」
「いろいろ考えるね?」
「そういう食べ合わせとか考えるの好きなんだよね。このソースとパスタ合いそうとか?やってみて合うとやっぱりうまいってなるだけだけど」
「そういうのもあって七桜は料理上手なんだね。結構創作料理も多いじゃん?」
「ただ好きなだけだよ。これ百が好きそうとか」