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月の虜

第2章 瞳の月ー三日月宗近ー (裏)


石切丸「三日月さん、縁を結ぶ時は前もって伝えるよう、キツく言っておいたではないか。」

小狐丸「ぬしさま!今からでも間に合います!どうか、私とっ!!」

山姥切「いや、もう手遅れだろう。」

次郎「よーし!今日はお祝いするよー!」

日本号「いいねぇ、飲もう飲もう!」

燭台切「君達は呑みたいだけだろう?」

鶴丸「ていうか、もう呑んでるけどな。」

加州「三日月ー!聞いてんのー!?」

あー…うるさい…
身体は重いし、寝たのついさっきだから眠いし。

三日月「。」

『なに?…んんっ!!』

いきなり、口づけされた。
みんなの前でっ!!

三日月「まぁ、そういう訳だ。
よろしく頼むぞ。」

全員「なーにが、よろしく頼むだぁぁぁ!!」

…部屋の外でやってくれ。

山姥切「…良かったな、主。」

『…ありがとう、山姥切。』

当本丸の良心・山姥切が穏やかに言ってくれて、ちゃんと受け入れてくれたんだと分かった。

五虎退「主さま、瞳の中にお月様が。」

薬研「どれ?…本当だ。」

加州「マジで!?…あー、もう!!
本当に、三日月とつがいになっちゃったんだー!!」

いや、つがいって…

『お月様って、三日月の瞳にあるのと?』

石切丸「そうだね。
縁が結ばれると、こちらの特徴が相手に移るんだ。」

『そうなんだ…。』

小狐丸「ぬしさまー!」

あー、もう…

宗近と目が合うと、優しく微笑んでくれた。
うん、幸せだね。
この賑やかな本丸を、二人で守っていこう。



ーendー
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