第32章 任務完了※
「んん……、義勇さん…」
「なんだ」
「……あの…」
「ん?」
「…………」
少し意地悪そうな視線を向けてくる義勇。
わかってるくせに、と頬を染める琴音。
「……触ってぇ」
「どこをだ」
「やぁ、言えない」
「じゃあ解らない」
義勇は再び乳首を咥えた。
琴音は「ひんっ!」と喘ぎ、またキュンとなる下半身の疼きを感じる。
「意地悪しないでぇ…」
「俺も風呂場でされた」
「あれは、意地悪じゃ、んっ…ないもんっ!お願い、だもん」
「ならば『お願い』してみればいい」
「あんっ……はぁ、んっ……」
義勇は両手で乳首をくにくにと捏ね回し、下から琴音をじっと見上げる。琴音はもうそれだけでおかしくなってしまいそうだった。
「義勇…さん……、あのね……」
「なんだ」
「こっちも、触って……お願い」
琴音は自分の手をおずおずと秘所の方へ移動させて義勇にお願いをした。己の欲とはしたなさに葛藤しているその姿に義勇もたまらなくなる。
「わかった」
にやりと笑う義勇。
「身体起こせ」
「……え」
「存分に触ってやるから、四つん這いになれ」
戸惑う琴音の身体を起こして四つん這いにさせる義勇。こんなことは初めてで琴音はおろおろとしている。
「あ…の、……義勇さん」
「よく見える」
「ひぇっ、や、恥ずかしっ…―――っ!」
不意に割れ目から指を入れられた琴音が言葉を途切れさせた。体に快感が駆け巡る。
そこは既にとろとろになっており、義勇の指は難なく琴音の熱い体内へと飲み込まれた。
そのまま義勇の長い指が狭い腟内を掻き回し始めた。
「きゃぁん!ひぁっ!やぁ、あんっ……んあっ!」
琴音は待ち望んだ快感が与えられて、恥ずかしいと思いつつ尻を高く上げてしまう。義勇がより愛撫をしやすいように、より深いところへ刺激を受け入れられるように。
両手は敷布をきつく握りしめた。
義勇は指を二本に増やして抜き差しを始めた。蜜がどんどん溢れ出し、ぬらぬらと光っている。ぐちゅぐちゅという卑猥な音を立てながら義勇の手を濡らしていった。