第27章 あなたの腕の中で※

「んっ、はぁ…、……っ…ぁ…、」

目を閉じて、羞恥に耐えながら腰を振る琴音。その姿に義勇の興奮も跳ね上がる。
琴音の拙い騎乗位に、もっと刺激が欲しいと思ってしまう。

しかし、少しすると琴音は腰の動きを止めてしまった。真っ赤になった顔を手で覆い、俯いてしまう。


「どうした」
「……………」
「ん？無理か？」

琴音はこくりと頷いた。
快楽より羞恥が上回ってしまい、動けなくなったようだ。

……可愛い

なかなかまぐわいに慣れてくれない少女を、義勇は堪らなく愛しく思う。


「わかった。おいで」

義勇は寝転んだまま両手を広げた。琴音は前に倒れて義勇の上にぺたりと身体を寄せた。
義勇は両手で琴音を抱きしめた。

「意地悪してすまない」
「…………」
「拗ねるな」
「………俺に任せろって言ったのに」
「よく頑張ったな」

義勇は琴音の背中に回した手に力を込めて、彼女をしっかりと密着させた。
そしてそのままの体勢で腰を動かす。

「んんっ！は…ぁ、やんっ、あっ」
「……っ、……………くっ……」

何度も果てている琴音の中はトロトロで滑りがよく、とてつもなく気持ちがいい。
義勇も目を閉じて快感に震えながら下からガンガン突きあげる。

琴音の背中に回していた手は腰に移動しており、彼女が腰を浮かして快感を逃してしまわないようにしっかり深い位置に固定している。

「ひぃ…ん、やぁ…義勇……おかしくなっちゃう……気持ちいい……っ！あんっ！！」
「はあ……、はあ……、………ぁ、琴音」
「義勇……義勇、………っ、はっ、はぁ、……私っ、……あんっ」
「逝くか？」
「う、ん……駄目ぇ……！」
「……っ、俺も……出、る………」

義勇は琴音をしっかり抑えたまま、中を深く突きあげる。琴音が上体を反らして大きく打ち震えた。

「義…勇っ！やぁぁ！ああぁぁーーー！！」
「………くっ………、…ぅ…」

膣内の義勇を強く締めつけながら、琴音が絶頂に達した。

義勇も限界を感じて琴音の腰を持ち上げて中から己を抜いた。琴音の尻の後ろで義勇の精液が飛び散った。