第27章 あなたの腕の中で※

義勇は左手で陰核を擦り、彼女を容赦なく追い詰めていく。必死で声を抑えていた琴音が悲鳴のような声を上げた。

「きゃぁぁんっっ！ひぁぁっ……やっ、やぁ…っ！」
「我慢するな、逝け」

耳元で囁かれた言葉に、琴音は視界が弾け飛ぶような感覚になった。

「ひっ、んぁっ、やあぁぁぁーーっ！！」

体を仰け反らせて果てる。
蜜壷からプシャッと透明な液体が飛び出した。

琴音が潮を吹いたことに義勇は少し驚いた。驚きと共に嬉しさがこみ上げて彼女の頬に唇を寄せた。琴音は何も気付いていないようで、はぁはぁと息を荒くして脱力し、義勇に持たれかかっていた。

彼女を少し休ませる為に、己の欲を抑えて義勇は両手でギュッと抱きしめた。


ぐったりとした琴音を持ち上げて、足の上で体の向きを変える。向い合せとなって唇を合わせた。
琴音の首と背中に手を回し、彼女を支える。まだ呼吸が整っていないので、唇を塞いでしまわずに舌を絡ませた。

少し回復してきた琴音は、口付けを交わしながら義勇の肩に手を置いて身体をくっつけた。
それを合図にするかのように、義勇は琴音の腰に両手を添えて持ち上げた。

「挿れてもいいか」
「……はぁ、はぁ、……うん」
「自分で出来るか」
「う…うん」

琴音はそっと義勇の男根に手を伸ばし、おずおずと握った。それはもう大きくなって張り詰めていた。
義勇を握ったまま、天を向いている陰茎の上に自分の秘所を乗せ、入り口にあてがう。ピチャと卑猥な音がした。恥ずかしさで琴音はきゅっと目をつぶる。

義勇が、掴んでいる琴音の腰を前後に揺らし、零れ落ちている愛液を男根にまとわせた。男根が入口付近を前後することで、琴音は「ひゃん」と声を出して身を固くした。

「力抜いて。ゆっくり腰を落として」

琴音は頷いて、義勇の首元にぎゅっとしがみついた。義勇に支えられながら腰を落としていく。

「ひんっ、……はぁ、んんんっ」
「…っ、締めすぎだっ」

ズブズブと飲み込まれていく義勇の肉棒。琴音の膣壁は吸い付くように絡みつき、義勇も小さく声を上げた。