• テキストサイズ

妖刀使いの臆病呪術師【呪術廻戦】

第22章 呪い合い、殺し合い、




「あ、おかえり〜。渡辺、帰って早々悪いんだけどこっち来てくんない?」


2人が包帯やガーゼなど傷の手当に使えそうな物と数種類のサプリメントを持ち帰ると、虎杖がなずなを手招きしてきた。


「虎杖くん、恵くんは?目覚ました?」

「いや、それはまだなんだけど……これ見てくれ」


虎杖はコガネに泳者の情報を出させていたようで、今は2人の泳者の情報が表示されていた。


「伏黒が起きた時に状況教えられるように先輩達の得点見てたらさ、ほら」

「え、これ……!」


乙骨 憂太
得点:190
変更:00回
滞留結界:仙台

秤 金次
得点:100
変更:00回
滞留結界:東京第2


「先輩達スゲーよ、これでルール追加の目標クリアだ。津美紀の姉ちゃんを助けられる!」


死滅回游に参加する前、津美紀をはじめとした被害者を回游から離脱させるために打ち合わせていたルール追加は4つ。

1、泳者間で点の譲渡可能

2、身代わりを立てての回游からの離脱

3、結界の電波遮断解除

4、結界の出入り可能


1つ目は術式剥奪による死を防ぐためで、既に虎杖が日車を説得して追加させた。

2つ目と4つ目が死滅回游被害者救済のため、ただし各結界に非術師を巻き込むことに頓着しない術師やむしろ積極的に狙う呪霊がいることを鑑み、4の追加前に3を追加して各結界の状況を把握する必要があるという結論になった。


乙骨と秤の点に伏黒の点を合わせれば残りのルール追加に必要な300点に到達する。



/ 1120ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp