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妖刀使いの臆病呪術師【呪術廻戦】

第20章 10月31日 渋谷にて




21:26 東京メトロ渋谷駅B5F 副都心線ホーム





床を抉り、持ち上がらない獄門疆を前に真人がしゃがみ込む。

「何コレ、どういうこと?」


まだ封印しきれていないのか、それとも何かを封印するとそこから動かせなくなるものなのか……

もし後者だとしたら、その仕様を夏油が知らないはずない。



問いかけるように視線をやると、夏油も予想外だったらしく、顎に手を当てていた。


「封印は完了している。だが、まだ獄門疆が五条悟という情報を処理しきれていないんだ。しばらくは動かせないね」

「……!」


直後、背後の天井から視線を感じ、振り向くとほぼ同時に真人が腕を伸ばして何かを壊した。



壊したのは小型の傀儡。
見覚えのある顔……残された残穢は与 幸吉のものだ。


あの時確実に真人が殺したが、何か細工した傀儡を潜らせていたらしい。



「やられたね……!」



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