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妖刀使いの臆病呪術師【呪術廻戦】

第20章 10月31日 渋谷にて



冥冥達が明治神宮前から線路を伝って渋谷へ向かう中、突然虎杖の耳に何かがぶつかってきた。


「おわっ!?」

「どうしました?」


驚いて声を上げた虎杖に憂憂も振り向く。


「いや、なんか耳に……」

「聞こえるカ?虎杖悠仁」

「!!」


突如聞こえてきた声は虎杖も聞いたことのある声だった。

よく見ると左耳にヘッドホンの耳当て部分のような形の小さなメカ丸が取りついている。


先日、敵側にこちらの情報を流していることが確定的となった者だ。怪しいことこの上ない。



「よく聞ッ……」


メカ丸が続きを話す前に耳から外し、虎杖がそのまま握り潰そうとする。


「待て待て待テ!味方だ、バカ!!京都校のメカ丸だ!時間が無イ、一度で聞き分けロ」


こんな姿では攻撃も妨害もできないかと考え直し、握る力を弱めた。


続いたメカ丸の一言に虎杖達は驚愕することになる。




「五条悟が封印されタ」




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