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妖刀使いの臆病呪術師【呪術廻戦】

第20章 10月31日 渋谷にて



「真人のじゅじゅちゅはヨくない……知ってるカ?形を変えられた人間は、味が落ちるンだ。俺は賢いから違いガ分かル!!」


残念がるバッタに容赦なく虎杖の蹴りが入った。

そこから虎杖の猛攻が始まる。


「オマエらは、どいつもこいつも、人間舐めるのも大概にしろよ」












巨大バッタの4本腕も強力な顎も、隠していた伸縮する腹までも虎杖は捌ききり、追い詰めた。


「オマエ、人を喰ったんだ。覚悟はできてるよな?」



返答すら許さず、頭を一撃で砕いて祓う。

そして床に打ちつけられた楔も破壊した。


と同時に帳が上がる。









同刻、B4Fで改造人間の相手をしていた冥冥、憂憂も変化を感じ取っていた。


「姉様」

「あぁ、帳が上がったね。虎杖君を待ってB5Fに向かおう」











また同じ頃、真人はB5Fのホームから地下鉄に乗り込もうとしていた。


「……蝗GUY(コウガイ)が祓われたか、腕のいい術師が来てるね。残念、俺も闘りたかったな。でも仕方ないよね、仕事だもん」


名残惜しい気はするが、この先にはもっと楽しいことが待っている。


「今頃、渋谷はどうなってるかな」


地下鉄にはまだこの先で何が起こっているのか知らない一般人が大勢乗っていた。







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