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妖刀使いの臆病呪術師【呪術廻戦】

第25章 断章 呪具女子!



後日、午後の体術訓練でのこと―



真希となずなは一緒になってスマホの画面を見ていた。


「真希先輩、これやってみたいです!」


スマホを置いて、何が始まるかと思ったら、向かい合った真希になずなが掴みかかっている。


「違ぇだろ、右手はここ、左手はこっち。じゃねぇと上手く嵌まらない」

「た、確かに……先輩よく分かりますね」



2人が見ていたのは合気道の動画。

小柄で力もそれほど強くないなずなの体術訓練として取り入れたのだ。



今まで剣術を中心に訓練していたなずなにとって、これはかなり新鮮で、しかも相手が同性ということもあり、変に遠慮することなく訓練に集中できる。




周りに心配されていたとは思えない程、2人は仲良くなっていき、真希に合わせてもらう必要があるものの、連携攻撃もできるようになっていた。








そんな2人の様子を横で見ていた乙骨は思わず首を傾げながら呟いた。


「女の子同士ってあんな風に仲良くなるのかな……?」


なんというか、拳で語り合う……的な?


仲良くなれたようで何よりだが、乙骨が思っていた以上にアグレッシブに取っ組み合っているため、イメージを覆されたインパクトがすごい。



「……あの2人が特殊なだけだと思いますけど」



戸惑う乙骨に伏黒が冷静な声で答えていた。







―了―


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