第7章 天国へのカウントダウン11
貴方side
コナン「じゃあ、他の人とは揉めたの?」
風間「え?い、いや、そういう意味じゃないよ…」
そして話は、風間さんの一人息子へ移る
写真たてに男の子が1人で笑顔で写っている写真を、歩美ちゃんが見つける
風間「仕事をしていて寂しくなると声が聞きたくなってね、夜寝てるのを承知で電話をすることもあるんだよ。親バカだろ?」
★★
その話が終わり、私達は如月峰水先生の家へ
絵を描いている如月さんの後ろで、私達は正座をしている
光彦「…あの。僕達、少年探偵団なんです」
如月「…」
光彦「あの…それで、大木さんの事件の話を…」
如月「子供や高校生が、警察の真似事なんかするんじゃない!!」
3人「ひぃっー!!」
貴「す、すみません。いきなり上がりこんでしまい…今帰りますので…」
如月「待たんか。手ぶらで帰るのもなんだから、これをお土産にやろう」
急に怒鳴り声をあげた如月先生の声に驚く歩美ちゃん達は、私の背中に隠れる。
謝りながら帰ろうとするが、お土産に私達の似顔絵を描いてくれた
家を出た時には夜の18時を回っていたため、その日は解散となる
★★
阿笠邸 深夜時
トイレに行きたく、目が覚め部屋から出ていく。
ふと地下にある哀の部屋が少し灯りが付いていた
ゆっくり覗くと、彼女は誰かと電話で話している
……元太君が言ったのは嘘じゃなかったんだな……誰と、話してんだ…
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次の日
先程博士に、今は電話でコナンに哀の状況を伝える
貴「…最近、元気がないみたいんだよね」
コナン『…大丈夫だ。灰原は、お前を裏切るような事はしねーよ(かなりの恩義を感じてるみてぇだしな…)』
貴「私は、出会った時からそんな事は心配してないから大丈夫」
コナン『…だな。それと、今日も付き添い頼むぜ』
貴「え?」
コナン『今日は、原さん家に行くんだよ』