第18章 天国へのカウントダウン22
貴方side
コナン「悪いな。探偵として、アンタを死なせるワケにはいかねーんだ」
哀「それにしてもよく分かったわね。如月峰水の動機」
すると新一は、個人で調べていた時に見たツインタワービルで真っ二つ割られた富士山を見たらしい。
そしてその正反対の位置に如月さんの家があり、部屋を訪れた時は彼の仕事部屋は折角の広い窓にカーテンが閉まっていたそうだ
哀「彼はツインタワービルで遮られた富士山を人に見られたく無かったわけね…でも、もうひとつ…」
貴「原さんを殺害した犯人?」
哀「ええ…」
貴「原さんは銀のナイフを握っていた。あれは抵抗ではなくメッセージだった」
コナン「銀はローマ字でGIN。GINは酒のラベルに付けると読み方が変わるだろ?」
そう言って新一は、カウンターに置いてあるお酒にライトを当てる
哀「ジン…!」
コナン「恐らく原さんは、ジンに拳銃を向けられ咄嗟にテーブルの上のナイフを掴んだんだ…流石のジンも、ナイフで拳銃に対抗するつもりだと思って…それがメッセージだとは気付かなかったんだろう」
哀「原さんは、彼らの仲間?」
コ「あぁ…恐らくコンピュータに侵入し秘密のデータを盗んだって所だろう…だから奴らは原さんを始末してパソコンのデータを消去し、データを転送した可能性のある常磐のメインコンピュータを爆破したんだ」
その時コナンのライトがバッテリー切れ、私達をパーティ会場に残し如月さんを運ぶ応援を呼んでくると言って上へ向かう。
貴「ふぅ、疲れたね。そういえば、ご飯食べてないな…」
哀「私も……!?…怜花さん、あれ…」
驚愕しながら指を指す哀、見るとお酒の奥にある赤い光が見える
貴「これは!?まさか……っ哀、テーブル近くを探すよ!」
哀「ええ!」
私達は急いで、テーブル下を探す……すると
貴「…っこれは…爆弾…」
哀「こっちにも着いてるわ…」
パーティ会場のテーブルには、爆弾が仕掛けられていた。
手分けして探せば、全部のテーブルにある
爆弾のタイマーは6分を切っている
貴「…今から解体は間に合わない…数が多いし、陣平さん達が居たら余裕で解体しそうだけど…」
哀「怜花さん!多分このタイマーと連動していると思うわ」
貴「……くそっ…」
どうする…