• テキストサイズ

Lapis Lazuli 瑠璃色の愛 ~初恋と宝石Ⅵ 気象系

第56章 翔希の方の怒り


 -純梨の方の戦い-

 -本丸北御殿- 翔禾姫と雅若の部屋-


『外喜殿より、お茶を振る舞いたく。三の丸の……』


 聞こえてきた声……

(詰めが甘い……)

 叔父の……外喜からの言付け、三の丸の屋敷と。

(居場所を指定して……)

 我が物顔にて、使用している。三の丸隣りの屋敷だの。三の丸の政務の間だの。 沢山、使用しているのだから。 呼び出す場所を指定するのでは無く。

(ボカして口上させれば良いのに……)

 外喜は、殿様や、潤、和也殿、智殿に 手下の者達を使って。それぞれ違う撹乱作戦の口上を伝えさせているのだろう…… このように穴だらけなら……

(それぞれ、的確な判断の元、翔禾姫様と雅若様を救うべく動いて下さるはず!)


 潤梨の方は、そう、判断すると 。

「一刻も早く!」


 先回りして待つべく……外喜の三の丸の屋敷へ……急いだのだった! 


 




/ 188ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp