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Lapis Lazuli 瑠璃色の愛 ~初恋と宝石Ⅵ 気象系

第52章 親の愛


「 子供達は、これだけの事を想定しております」

 爽の話に。翔希の方 、陽は深く頷く。

「 お二方にも、それぞれの役割を果たして頂きたいと……」

「分かりました」

「分かった」

 しかし、爽はふと思った。

「私達も子供達も含めて。外喜への憎しみから、派手に懲らしめたいという思いから。事が起きてからの対処の方法ばかり話しておりますが。様々な証拠も揃っているのですから。事が起きる前に有無を言わせずに、外喜を捕まえて。追い落とせばいいだけの話ですよね」

 わざわざ、危ない橋を渡って 。子供達を危険に合わせる親がどこにいる。

 爽。翔希の方も、陽も。親として子供達を危険目に合わせるなど言語道断だと思い至ると。外喜を捕らえて、決着を付けようではないか。という話でまとまり掛けたその時……












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