• テキストサイズ

Lapis Lazuli 瑠璃色の愛 ~初恋と宝石Ⅵ 気象系

第35章 翔菜姫と純梨姫2


「 翔菜の方は、貴女にそんな深き想いを打ち明けたのですか……」

 純梨の方は、嫁いで来て、初めて爽が部屋に渡って来た時に、翔菜の方と話した事を打ち明けた。

 爽は、二人の女性の覚悟の深さに、己もきちんと答えねばと思った。

「私は、櫻井の苗字となりましたが、 お子を授かった際は、松本の苗字を名乗らせ等ございます」

 また、 純梨の方の、翔菜の方を立てる姿勢を好ましく感じた。



( 純梨姫と、仲良くやれそうだ)


翔菜姫と、同じように純梨姫の事も大切にしようと決めたのだった。


 ──

 そして、純梨方は懐妊。 十ヵ月後の葉月の三十日に、潤が誕生したのである。
/ 188ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp