Lapis Lazuli 瑠璃色の愛 ~初恋と宝石Ⅵ 気象系
第102章 妻として、母として。領主として
今みたいに 、抱っこして。智殿は智璃菜姫を。和也様は和若を離さないで。私に抱っこさせてくれないことかしらね。
「和若に智璃菜姫。 お腹すいたのね。さぁ、お乳を 飲みましょうね」
でも、最後は私の所に帰って来てくれるのだから。 良しとしましょう。
母として、我が子をこの手に抱く喜び、幸せ。 こんな日が来るなんて夢にも思っていなかった。
妻として母として。
何よりも、この瑠璃ノ島の領主として。島民の幸せの為に尽くして行きたい。
和也様。智殿。 この先も一緒に頑張って行きましょうね。
どうぞよろしくね。
終わり
皐月《さつき》 五月
文月《ふみつき》 七月
弥《やよい》三月
霜月《しもつき》 十一月
睦月《むつき》一月