Lapis Lazuli 瑠璃色の愛 ~初恋と宝石Ⅵ 気象系
第102章 妻として、母として。領主として
『お父上様、潤雅ナの館に、私と雅若となずなの名前を付けて頂き感謝致します』
『おちちうえ さま ありがとうございます』
『お義父上様。 大変な名誉をありがとうございます。 これからも精一杯精進して努めてまいります』
潤兄上様、雅若様、なずなの名前を館に付けて下さった事、私も嬉しくて。
お母上様もの純梨方様も『息子の名前を……館に……』と 感激されて涙を流されてたわ。
そのお姿に、私も感動して。
『 とても感謝いたします』
そう、お父上様に様にお伝えしたの。
私も。
『将来どのような形になるか分かりませんが……兄か妹、 どちらの国を治めると決めるのではなく。兄妹で力を合わせて、瑠璃ノ島を統治して行く…… その形もあると思います』
潤兄上様と、同じ考えを和也様と智殿に伝えて。
『それで良いと思います』
和也様と智殿は、 同意してくれて。