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Lapis Lazuli 瑠璃色の愛 ~初恋と宝石Ⅵ 気象系

第100章 翔禾姫と和也と智と雅若と潤となずなと瑠璃


(良かった……不安そうに揺れていた潤兄上様の瞳。いつもの優しくも力強い瞳に戻っている)


雅若様を守りたかった……潤兄上様も。 仲の良い兄弟を 赤の他人になど。愚かしい野心になど。 壊されたくなかった。二度と邪魔されたくなかった……


でも、私の決意で。潤兄上様が不安を抱き。怖さを感じておられるのが痛い程に伝わって来たから。申し訳なくて……

『皆で守り合うのですよ』

あの、 戦いの前夜に 誓い合った言葉を呟くと。


潤兄上様、なずな、和也様、智殿 が力強く頷いてくれて 。雅若様と瑠璃ちゃまが私を見つめて、ニコリと微笑んでくれたの。
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