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Lapis Lazuli 瑠璃色の愛 ~初恋と宝石Ⅵ 気象系

第100章 翔禾姫と和也と智と雅若と潤となずなと瑠璃


「翔禾姫となずなが話をする中に、入り込んで行ける雅若を尊敬するよ(笑)」

 瑠璃の海の砂浜にて、話をする翔禾姫となずなを、少し離れ場所から見守っている和也と智と私。

 雅若の様子に苦笑しながら二人にそう言うと。



「チラチラと様子を伺いながら遊んでいる所が、さすがですよね」

 感心したというような、智の言葉に和也と頷く。

「瑠璃殿も、邪魔しないように。空気の読める子ですしね」

 唸りながら言う和也に、智と私も唸る。

「瑠璃ノ島も安泰だな。先程、お父上様と話をしたのだが。瑠璃の名前の由来は『瑠璃色の空.深い海のようにおおらかに』『透き通るような美しい.綺麗な心』だそうだ。雅若が『 繊細な感性を持ち雅《みやび》な気品ある人』 『 心豊かに広い心で人を優しく包み込むよう人』二人のおおらかな、綺麗な心で、繊細な感性で。翔禾姫と和也と智を支え、瑠璃ノ島の島民を優しく導いてくれるだろう。 そう思わないか潤?』 そう言われたのだけれど。本当だ。私は安心して和智翔ノ国に帰れるよ」



 瑠璃ノ島を統治される事となった翔禾姫様を、心配そうに見つめられ。ご自身のこれからや、なずなを想い不安そうな表情されておられた潤様が、雅若様と瑠璃殿の良い意味での大胆さや、おおらかさに、安堵された様子。私も同じ。


「翔禾姫様を智殿と供に支え、雅若様と瑠璃殿の事もお守りして行きますゆえ安心して下さい。殿様がこだわっておられましたね。潤様の名前の由来は『純粋で綺麗な心』『人に愛され心優しき人』なずなは『心優しく人に愛を与え人に愛されるような人』そう、私にも話して下さいましたよ。お二人で力を合わせ、優しき心にて和智翔ノ国の民に愛を捧げ、愛される領主になられると確信致しました。潤様。なずなと共にお身体に気を付けて下さいませ。


「ありがとう和也」







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