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Lapis Lazuli 瑠璃色の愛 ~初恋と宝石Ⅵ 気象系

第98章  愛されて幸せな翔禾姫


「 翔禾姫は『様々な事に恵まれて周りの人を和ませる事が出来るような人』『色彩豊かな実りある人生.大きな広い心で人々を導き羽ばたく人』和也様は『穏やかで人の和を大切にする人』『何かしらの際立った才能を持った人』智殿は『周りの人を先導出来る人物』『文学や芸術に関心や才能がある人』そこに雅若の『 繊細な感性を持ち雅《みやび》な気品ある人』 『 心豊かに広い心で人を優しく包み込むよう人』が加わったら……」


 お母上様の言葉に。

「瑠璃ノ島は 、天下無敵になりますね。今度、瑠璃の名前の由来を聞かなくては」

 お父上様が返して。


 この六年間も繋がりが合ったとはいえ、少し違った形だった訳で『久しぶり』のやり取りだとは感じさせない。


「運命の恋人って凄いんですね」

 急に言ったのに。

「私と翔禾姫様も運命の恋人ですからね。見つめ合うだけで相手の思っている事が分かるようになりますよ」

「私と翔禾姫も運命の恋人ですから。見つめ合うだけで相手の思っている事が分かるようになりますよ」


「……」


(何なの?)


「なんで私は、智殿と和也様は二人の想いを知るのに、不安とか迷いとか。 色んな感情が湧いてくるのに。二人には迷いがないのですか? それに……お母上様と父上様の前で 恥ずかしい事言わないでちょうだい!」


「「はぁ」」

「「アハハハハ!」」


「男は、未来を夢見て」

「女は、今を生きてますからね」



「翔禾姫は、智殿と和也様の想いも分かっているけど」

「慎重に見つめ直すから悩むんだな。翔禾姫は。智と和也は、想いを届けたい必死さで大胆になっている」

「翔禾姫は、こんなにも智殿と和也様に愛されて幸せね」


(私だけ、取り残されてる)




 私だけ、取り残されてる。そんな顔をされてる翔禾姫。可愛いなと思う。

 これから、新たな道を決意された翔禾姫を支え、永遠に愛すると強く決心したんだ。


 私だけ、取り残されてる。そんな顔をされてますね翔禾姫様。可愛いなと思う。

 これから、新たな道を決意された翔禾姫様を支え、永遠に愛すると強く誓ったんだ。






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