第5章 嬉しい出会い
そこまで話して二人である事に気付く。
挨拶してねーじゃん!!!
しかも玄関先で立ち話。
木立:
「初めまして、木立と申します」
名刺を受け取り
「櫻井です、宜しくお願いします」
言いあって二人で笑う。
"初めましてな感じがしない” と。
木立:
「作業はベランダで宜しいでしょうか?」
「はい、お願いします」
すると木立さんはテキパキと養生を済ませ、コンテナをベランダへ運ぶ。
手伝いを申し出ると、水の運搬を任された。
木立:
「先に鉢を選びましょうか」
5/8のコンテナが青い鉢で埋まっていた。
こんなにたくさん…
二人で手分けして鉢を並べた。
木立:
「青系で。と仰っていたので、
濃い目の青を持って来ました」
木立さん、ぐっじょぶです!
"青” って言ってもこんなにも…
色とりどりの "青たち" に見惚れていると、木立さんがうちの子達を運んできてくれた。
木立:
「この方がイメージし易いでしょ?」
って。
確かに。
木立:
「私は外で準備してますので、ゆっくり選んでいて下さい」