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Sの憂鬱

第5章 嬉しい出会い


その後、木立さんから写メの撮り方のレクチャーを受け、13時の来訪の約束をし、電話を切った。

"メールだと面倒だよね” って話からLINEの交換をしちゃったけど…。
智くんが "大丈夫な人" って言ってたから、信じてみた。


俺は直ぐに墨汁を買いにコンビニへ駆け込んだ。

2Lのペットボトルに墨汁で薄いグレーに着色した水を鉢の高さまで入れて真横から写真を撮れば、大体の大きさが分かるんだって!

物も使い方次第で何にでもなるんだなー。

"ポトスは全く手入れをしていなく、ツルが伸び放題”

だと伝えると、

木立:
「大丈夫ですよ!幾つか見繕って行きますから」


ド素人にも程がある俺に木立さんはとても丁寧に対応してくれた。


鉢の高さと水の高さを合わせるのに悪戦苦闘していると、
"ピコン”
とLINEの着信が。木立さんからだった。

"植え替えする鉢の色を聞くのを忘れた” って。

鉢の色見本の写メを添付してくれた。

グリーンバックの前に並べられた鉢。
どうしてグリーンバックなのか単純に気になって聞いてみた。

"植木の写真を合成して見せる時もあるけるど、鉢の数が多い時は、単に背景がグリーンでもイメージしやすいかと思って"

との事。

"グリーンバック” 合成に使うだけじゃないのねー。



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