第2章 それは突然に
はぁぁぁ、
なんか違う意味で疲れた。
"今日は2本まで” と決めていたビールも気付けばもう空。
"今日だけ特別!餃子もまだあるし♪”
なんて自分に都合のいい言い訳をして
冷蔵庫からもう1本取り出す。
勿論、さっき届いた智くんからのメールは
勝手に盛り上がっている下の3兄弟には教えない。
教えてたまるか!!
教えようもんなら、
「翔ちゃんだけずるいー」
だの
「賭けの対象がなくなったんで」
なんて言われて本気で3人に襲われかねない。
だって、俺のバージンは智くんに…
じゃなくって!
"智くんの” を俺が貰うんだから♡
それから3日後、3つの鉢が届いた。
それぞれの鉢を、調べた通りの場所に置いた。