第3章 サプライズプレゼント
その2週間後、帰宅するとコンシェルジュから
「お荷物、預かっております」
と、そこそこの大きさと重量感のある段ボール箱を渡された。
宛名を見ると
"ツリーガーデン”
とあった。
?俺、何も頼んでないけど…?
コンシェルジュにお礼とおやすみの挨拶をして部屋に入り、鞄と段ボール箱を下す。
よっこいしょっと
あー、オヤジくせー(苦笑)
取り敢えず荷物はそこに居てもらって、俺は先に風呂を済ませ、いつものごとく晩酌のセッティングをした。
(今日はちゃんとコンビニに寄れたぜ!)
荷物を取りに行き、ローテーブルの横に置いた。
封を解いて中を覗くと緩衝材に包まれたお洒落なじょうろと小さなスコップ、枝切りばさみと霧吹き、そしてナゾの白い小さな球体が沢山入った袋があった。
それ等を一つ一つ取り出していき、最後に謎の球体の袋を取り出すと、その袋には
"観葉植物栄養剤2Kg”
とあった。
そりゃ重いわ!!
その下にもう一つ緩衝材に包まれた段ボール箱が入っていた。
手に取ると新書版くらいの大きさで、とても軽かった。
開けてみると、そこには見慣れた綺麗な文字の手紙が入っていた。